マツダ ボンゴ クラッチ交換
お客様から、「走行中に走らなくなった」との
ご連絡があり、レッカーで運ばれてきました。
エンジンは始動するのですが全く前に進みません、
なにか焦げ臭いニオイもします。
今までの経験上まずクラッチが疑わしい。
車体からミッションをはずしてクラッチを確認。
4WDなのでフロントとリアのプロペラシャフトを
はずして、100キロ近いミッションを
エンジンから切り離します。
上の写真がミッションです。
エンジンからミッションに動力を伝達するための
クラッチシステムが見えます。
さらに分解してみるとクラッチディスクが擦り減って
シャフトを支えるベアリングがバラバラになって
いました。
上の写真の矢印の部分がベアリングです。
ボールが半分取れてしまっています。
上の写真の上側が古くなったプレッシャープレートと
クラッチディスク、下側が新品です。
擦り減ってボロボロになっているのがわかりますね。
ミッションを車体に取り付けて交換作業終了です。
試運転でも問題無し。
クラッチは消耗部品ですので走行距離が増えれば
いずれ擦り減ります。
クラッチをつなぐとき、違和感など感じましたら
早めの点検をお奨めします。
整備士 田内